【新唐人2014年8月16日】8月14日、福建省漳州市のある村の小学校が強制立ち退きに遭いました。地元当局は警察や特殊警察など数十人を出動させ、小学校を取り壊そうとしましたが、村民らの激しい抵抗に遭い、衝突が発生しました。結局、立ち退き隊は数百人の村民に勝てず、特殊警察車両1台と救急車1台を残したまま、現場から逃げ出しました。
14日、漳州市平和県の霞寨鎮政府は、団結村の村民らが出資して建てた小学校の取り壊しのために、強制立ち退き隊と警察、武装警察数十人を出動させました。現場では必死に抵抗する村民らに、武装警察が暴行を加え、村民2人が負傷しました。
福建省漳州市平和県霞寨鎮団結村 盧さん
「村長が就任してから、学校を売り飛ばしました。公園にするならまだいいですが、有料のショッピングモールになるそうです。だから皆 撤去を拒んでいます。武装警察が撤去に来ています」
情報によると、小学校の土地は村の所有ですが、2011年に村長によって安値で売り飛ばされたました。小学校の教師と生徒らはやむなく地元の中学校の教室を借りており、子ども達の通学に多大な不便をもたらしています。
村民によると、地元政府は小学校の跡地に市場を建て、貸し出す予定だそうです。村民らが県や市政府に何度も訴えたものの、取り合ってもらえないとのことです。
福建省漳州市平和県霞寨鎮団結村 盧さん
「小学校は村民の同意もなしに売り飛ばされました。5.7ムーを42万元で売り、彼らの懐に入れました。村民は1銭ももらっていません。村長と書記が勝手に市場建設を計画していて、市も県も無視しています」
14日、村民らは当局の強制立ち退きを成功裏に阻止しました。しかし翌日、一部村民が警告の電話を受けました。ネット上で情報を公開した場合、武装警察に殴られる覚悟をしろと脅迫されました。この先、当局がさらに大規模な強制立ち退き隊を出動させるのではないか、村民らは不安の日々を送っています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/16/a1130898.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)